今回の山行き
九重

【今回のコース】
男池登山口-隠し水-ソババッケ-大戸越-ソババッケ-隠し水-男池登山口

2018年6月13日(水) 晴 男池登山口 6時22分 気温8度〜20度
前回(6月2日)山行後、とある山中でベニバナヤマシャクヤク(紅花山芍薬)GET(写真・下1)
ベニバナは花期が短いため、良い時期に会うのはとても難しいが、今年は全般的に花が早くピッタンコ。
初めて会えた妻さんは「美しいか美しいか」の連発で大喜びしていた。
ベニバナヤマシャクヤクは、当時は九重では決して見ることができない「幻の花」と聞き諦めたこともある。
今でこそ幻が幻でなくなりつつあるが、心の中ではいつまでも当時のままで九重の「幻の花」である。
スクットと伸びた長い花茎の上に唯一つの花。
花に華があり(洒落たつもりはない)凛として威厳のある立姿にいつも心が震える。

ミヤマキリシマ(深山霧島)のシーズンが終わり、九重の花の舞台はオオヤマレンゲ(大山蓮華)に移る。
オオヤマレンゲはミヤマキリシマほどの爆発的な人気はないにしても、端麗で優美な容姿は天女の羽衣か、あるいは天女の舞を連想させるのか、別名「天女の花」とも呼ばれ、誰もが心惹かれる。
九重では鳴子山が良く知られているが、今回も昨年に続いて大戸越の「紅天女」である。
昨年が6月23日、今年は10日早目だが全般的に花が早いので油断できない。
(九重の「幻の花」ベニバナヤマシャクヤク 2018年6月2日撮影)
【600*800】

(写真)は昨年大戸越のベスト紅天女
木洩れ日の光と影が紅天女の妖艶な美しさを引き立てているが、いつも美しい姿を見せてくれるとは限らない。
天候、光、その日その時で姿を変える。
大雑把に言えば運次第である。(苦笑)

前夜は長者原に車泊。
夜明後直ぐに男池へ移動。
男池Pはガラガラでミヤマシーズンを終えたことを知らせてくれる。
天気は梅雨の晴間。気温は7〜8℃。
ファーストは大戸越で摂ることにし、並ぶことなく身を軽くして6時22分に取付いた。

隠し水で冷たい水を補給し大戸越まで概ね2時間。
グリーンシャワー、鳥のさえずりが喘ぐ身体に心地良い。
大戸越には誰もいない。前々回(5月27日)の賑わいが嘘のようだ。
周囲にはベニバナニシキウツギ(紅花二色空木)が咲き、平治岳南峰を見上げると、茶褐色に変色したミヤマキリシマの斜面に人を陶酔させた宴の後を感じる。
気持ちの良い青空の下で稲荷寿司とカフェラッテの遅いファースト。美味い。
(2017年の大戸越のベスト紅天女 2017年6月23日撮影)
【800*600】

オオヤマレンゲの花の芯(雄しべ)の色は、基本的に黄と紅がある。
黄芯が古来日本の山に自生するオオヤマレンゲで、紅芯はオオバオオヤマレンゲと呼ばれ、朝鮮半島や中国から渡来したと記されている。
九重にはオオヤマレンゲを植生した記録はないので、何故九重に此花があるのか未だ謎とされ、学者が調べようとしたこともある。
それ程、九重の紅天女は希少種で学問的にも貴重な花なのである。

予想されたように、又はそれ以上に相当数の花が咲いていた。(写真・下2〜4)
まだ蕾も沢山あり、此花は一斉に咲き上がることもないので、当分楽しめるはずだが、それ以上に枯花も多く、全体的にはピークは過ぎているように思えた。
梅雨でもあるし、花の一つ一つの命は短いし、チャンスがあればなるべく早く見て置きたい。
(今がピークと思える大戸越のオオバオオヤマレンゲ 9時27分撮影)
【800*600】

一旦登山道を北大船中腹まで上がり(何で、それは内緒)其処で引き返して下山開始。
途中、ソババッケではヤマボウシ(山帽子)(下5)が咲き、
上の台&男池では、
サワルリソウ(沢瑠璃草)(下6)キヨスミウツボ(清澄靫)(下7)が咲き始め、
イナモリソウ(稲盛草)(写真)が最後の花を咲かせていた。
昨年見かけたワタナベソウ(渡辺草)は刈り取られていた。
又帰宅途中黄芯のオオヤマレンゲ(下8)GET

今年のミヤマキリシマはピークを付けた後も長い間ピーク状態が見れたとのこと。
扇が鼻もそうであれば夕暮れでもと思って牧の戸に寄道したが、まだ見れるが枯花が多いとのことで断念、帰路についた。
(最後の花を咲かせていたイナモリソウ 13時23分撮影)
【800*600】



【最高の舞姿ベニバナヤマシャクヤク】
美しい。これ以上美しいときはない。最高に華やかな舞姿を見せてくれた。
2018年6月2日撮影
【1024*768】【800*600】


【希少種で貴重種の紅天女】
純白の花は天女の羽衣又は天女の舞を連想させるのか「天女の花」と呼ばれる。
2018年6月13日9時16分撮影
【1024*768】【800*600】


【今年も見せます大戸越の紅天女】
少しピークは過ぎていたと思われるが艶やかな紅天女は今年も見せてくれた。
2018年6月13日9時29分撮影
【1024*689】【800*538】


【謎に充ちた花】
大葉大山蓮華の原産地は日本ではない。では植生の記録がない九重に何故・・・。
2018年6月13日9時40分撮影
【1024*768】【800*600】


【ソババッケのヤマボウシ】
ヤマボウシは白い花に見えるのは苞で、その中央の黄緑の球状をしているのが花
2018年6月13日10時50分撮影
【1024*768】【800*600】


【4年振りに会えたサワルリソウ】
4年前に初めて見かけた花。良く目を凝らして見ると蕾が薄い瑠璃色をおびている。
2018年6月13日11時47分撮影
【1024*768】【800*600】


【一寸気味悪キヨスミウツボ】
成長した花の姿(右下)を弓矢を入れる靫に見立てた。成長した美しい姿は中々見れない。
2018年6月13日12時9分撮影
【1024*663】【800*517】


【シンクロするオオヤマレンゲ】
帰宅途中のオオヤマレンゲ。花が綺麗だし何気なくシンクロしているのが面白い。
2018年6月13日16時2分撮影
【1024*563】【800*439】

 前回(2018年6月2日)の山行き

デジタルカメラOLYMPUS OM-D E-M10 MarkV
画像処理ソフトAdobe Photoshop CS2(高圧縮)

HomePageのTopへ戻る