今回の山行き
九重

【今回のコース】
男池-男池上の台-隠し水-ソババッケ-大戸越-北大船尾根のピストン

2019年6月24日(月) 晴 男池 9時20分 気温15度〜23度
ミヤマキリシマ(深山霧島)のシーズンが終わり、九重の花の舞台はオオヤマレンゲ(大山蓮華)に移る。
オオヤマレンゲは鳴子山が良く知られているが、今回は「紅天女」の大戸越編である。
男池取付き9時20分。天気は晴。気温16℃〜17℃。
天気は明日までは晴マークだが、その後は雨マーク混じり。
梅雨が遅れていた九州北部もついに梅雨入りか・・・。
(26日の午前中に梅雨入りが発表された)
こんなに遅い梅雨入りは観測史上初めてとのこと。
最近は何でも初めてとか50年振りとかが目立つ。

林内はひんやりして気持ちがいい。
今回は出来れば北大船尾根または山頂までピストンしたいが、その前にコケイランモドキ(小尢幕[)(写真)を確認。
此花は昨年の6月22日に初めて見ることが出来た超希少な花。
色が周囲に同化して探し辛く、見栄えも決して良いとも言えないが、限定的な花を見るのは心躍るものである。
でも、今年は遅れているのかな。
聞けば、後1週間以上はかかるかも知れないとのこと。次回に期待する。
(超希少な花コケイランモドキ 2018年6月撮影)
【800*600】

隠し水で水を補給し嫌な急登を息を荒げてソババッケへ。
ソババッケはヤマボウシ(山法師)が咲いていたが、オオヤマレンゲは陽射しが気になるので復路に回すことにして大戸越へ。
オオヤマレンゲはミヤマキリシマ程の爆発的な人気はないにしても、端麗で優美な容姿は、天女の羽衣、あるいは天女の舞を連想させるのか、別名「天女の花」とも呼ばれ根強い人気がある。
とくに「紅天女」は華やかさもそなえ、とても妖艶である。
ファインダーで覗くと、まるで誘惑されている気分になる。
一斉に咲く花ではないのでピークの判断は難しいが、枯れ花より蕾が多く、トータル的には今が見頃としたい。(写真・下1〜4)

オオヤマレンゲの花の芯(雄しべ)の色は、基本的に黄と紅がある。
黄芯が日本古来の花で、紅芯は朝鮮半島や中国から渡来した花でオオバオオヤマレンゲ(大葉大山蓮華)と呼ばれている。
では何故此花が九重にあるのか。
九重ではオオヤマレンゲを植生した記録はなく、氷河期(陸続きの頃)の名残とか未だ謎が多い。
妖艶で美しいだけでなく学問的にも興味をそそられる貴重な花なのである。
(大戸越上に咲くオオバオオヤマレンゲ 12時32分撮影)
【800*600】

紅芯が見頃だとすると更に上の黄芯も見たくなる。
北大船尾根の端に一旦上がり、稜線上のミヤマキリシマを確認して黄芯のポイントへ下りた。
ミヤマキリシマは残り香もなく完全にシーズンを終えていた。

やはり妖艶な紅芯を見慣れていると、黄芯はとても大人しく地味に見える。(写真・下5)
美しさを主張することもなく日本古来の花なんだと思えてくる。
並んで咲く一群の花を全て見たが、枯れ花よりも圧倒的に蕾が多く明らかにピーク前である。
雨さえなければ当分楽しめる。

時刻は14時20分。
大戸越に下りてベニバナニシキウツギ(紅花二色空木)中で遅過ぎた昼食を摂り「宴の後」の平治岳に別れを告げて下山開始。
平治岳はミヤマキリシマの山だけに「華やかな宴」と「宴の後」のギャップが大きく殊更寂しく思えた。
(大戸越上の更に上のオオヤマレンゲ 13時59分撮影)
【800*600】

ソババッケへ下りる途中、山仲間の悠悠さんから入電。
今、奥さんとともに男池の散策に来ているとのこと。
上の台で往路では気づけなかったキヨスミウツボ(清澄靫)が咲き始めたと連絡を頂いた。
林内は暗くなるのが早いので腰痛とメス化した古希の身体に鞭打ち飛ぶようにしてソババッケへ下りた。
古希の感覚は一寸ズレているので本当に飛んでいたかどうかは定かでない。

ソババッケでは忘れずにヤマボウシ(山法師)(写真・下6)Get
ヤマボウシはお坊(法師)さんが座禅している姿に見立てたユニークな花で、白い花に見えるのは苞、その中央の黄緑の球状をしているのが花である。
5年前、波が寄せるように大咲きしたのを今も覚えている。

キヨスミウツボ(清澄靫)は教えて頂いた箇所に咲いていた。(下7)
時刻は16時30分前。林内は相当に暗い。
キヨスミウツボはまだ全体的には咲き始めたばかりである。
写真の花は他の花に先行して靫(うつぼ)型に成長しているがこれから本番を迎える。
これもコケイランモドキと同様に次回が楽しみである。
(ソババッケに咲くヤマボウシ 15時32分撮影)
【800*600】


【惑わす色香「紅天女」】
ファインダーを覗くと怪しく覗き返してくる。その色香は妖艶で半端でない。
2019年6月24日12時55分撮影
【1024*595】


【見てよ! のポーズ「紅天女」】
羽衣を大きく広げ見てよ! のポーズの「紅天女」。陽射しを受けて最高に美しい。
2019年6月24日12時56分撮影
【1024*768】


【妖艶な魅力「紅天女」】
妖艶で怪しい魅力で惹きつける「紅天女」。こんな美しい姿も2〜3日で天に還る。
2019年6月24日13時3分撮影
【1024*490】


【天に還るか「紅天女」】
明日は天に還るか「紅天女」。羽衣を一杯一杯に広げて最後の艶姿を見せていた。
2019年6月24日13時9分撮影
【1024*647】


【日本古来のオオヤマレンゲ】
オオバオオヤマレンゲに比べ地味な印象だが日本古来の落着いた美しさがある。
2019年6月24日13時58分撮影
【1024*618】


【ソババッケのユニーク花ヤマボウシ】
4枚の白い花に見えるのは苞。その中央の黄緑の球状をしているのが花。
2019年6月24日15時33分撮影
【1024*768】


【先行して咲くキヨスミウツボ】
とても植物とは思えない。まるで茸だ。成長した花の姿を弓矢を入れる靫に見立てた。
2019年6月24日16時23分撮影
【1024*592】

 前回(2019年6月12日)の山行き

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