今回の山行き
九重

【今回のコース】
牧の戸-沓掛山-西千里が浜-久住山避難小屋-御池-遭難慰霊碑-天狗が城-久住分れ-西千里が浜-沓掛山-牧の戸-タデ原湿原-久住高原

2018年7月26日(木) 晴 牧の戸 2時2分 気温16度〜25度
大災害をもたらした梅雨が明けたかと思えば連日半端ない酷暑が続いている。
ついに日本の最高気温までが更新された。
灼熱列島。日本が日本でなくなりつつある気がしてならない。
九重と言えども日中での長い活動は決して油断できない。
今回もクーラーの保障がある朝駆け後は、できるだけ早目に下りることにしていた。

牧の戸に前夜の19時に着いたのでゆっくり寝ることができた。
夜明が早い夏の朝駆けは、30分でも多く寝る時間をつくりたい。
身軽にし登山口取付き2時2分。
天気は月冴える晴。気温17度。風は無い。

今回は御池上の遭難慰霊碑で夜明を迎えた。
久住山、中岳、天狗が城、星生山にもライトが見える。
お互いのライトに気づけばチカチカの連発だ。
夜明を迎えるまでは誰でもこの九重ホタルの通信を楽しんでいる。

夜明は雲が少し染まりチョッピリ楽しませてくれたが特筆すべきものはない。
でも前景となる居並ぶ名峰のシルエットが良いので結構画になることも多い。(写真・下1〜3)
慰霊碑も夜明を盛上げるその前景の一つなのだ。
(特筆すべき夜明でなくても・・・ 5時17分撮影)
【800*600】

地平線の雲の層が高く少し遅れて夜明を迎えた。(写真)
目視できる大きくて真赤な丸い太陽が雲の中から生まれて来た。

直ぐに慰霊碑の後ろに移動して、その端に現れる「第二の夜明」を待つ。
端がピカリと光る。
すでに茜雲はすっかり褪めているが、むしろコントラストが強くなり刺激的な光景を描く。(下4)
足元の岩の表面が只一つ赤く光るのも目的の一つなのだ。
人間にはどれほどのコントラストでも、余程暗くなければチャンと見えているがカメラは騙される。
夜明はこの非現実的な騙し画がとても面白いのだ。
(地平線の高い雲の層から生まれた太陽 5時28分撮影)
【800*600】

夜明後の光景を撮影して中岳に陽が上るのを待つ。(写真・下5)
言わば「第三の夜明」で、御池には幻想的な雲が映されていた。(下6)

陽が中岳の山頂を越えてきた。
風が殆ど無いので御池は鏡面でチャンスである。
池面の山影と空の境の光が少しづつ丸く膨らんでくる。
まだだ。まだまだ・・・。
もう少し。そろそろか。来たあ〜・・・。
辛抱して二つの太陽をGET!(下7)

実は前回と同じく久住山東尾根で夜明を迎えていれば「ダイヤモンド大船」が見れたかも知れないが、今回は「第二の夜明」と「第三の夜明」がチャンスがあると思い御池上とした。
型通り天狗が城に立ちコースの散策をしながらの下山。
(夜明色に染まる遭難慰霊碑越に星生山 5時37分撮影)
【800*600】

今牧の戸コースでは、
イブキトラノオ(伊吹虎の尾)、イヨフウロ(伊予風露)(写真)、オカトラノオ(岡虎の尾)、オトギリソウ(弟切草)、ウツボグサ(靫草)、コバギボウシ(小葉擬宝珠)(下8)、サイヨウシャジン(細葉沙参)、シモツケ(下野)、シモツケソウ(下野草)、シロニガナ(白苦菜)、 ネバリノギラン(粘り芒蘭)、ノアザミ(野薊)、ノギラン(芒蘭)、ノリウツギ(糊空木)、ヒメジョオン(姫女苑)、ヒヨドリバナ(鵯花)、ホソバシュロソウ(細葉棕櫚草)、ママコナ(飯子菜)、マルバハギ(丸葉萩)、モウセンゴケ(毛氈苔)、ヤクシマホツツジ(屋久島穂躑躅)、ヤマアジサイ(山紫陽花)、ヤマサギソウ(山鷺草)、ヤマブキショウマ(山吹升麻)、ワレモコウ(吾亦紅)などが咲き、又は咲き始めていた。
それに前回確認したヤマトキソウ(山朱鷺草)はすでに花を終えていた。
(牧の戸コースの咲いたばかりのイヨフウロ 8時9分撮影)
【800*600】

下山10時半。気温25℃。
この後の散策で、気温は日中で32℃まで上昇する。
下山後、タデ原湿原に直行。
メインはタチカモメヅル(立鴎蔓)アオタチカモメヅル(青立鴎蔓)(下9)
後者はGET できたが前者は不発。
一般的には前者よりも後者が希少種だが、タデ原湿原では木道の上から見える範囲が限られるので、撮影は前者が苦労する。
粘れば何とかなるかも知れないが、木道が焼け湿原はまるで巨大なサウナ風呂同然。
その上、目立つのは大型黄色のハンカイソウ(樊会草)ばかりで余計に暑くなる。
早々にあきらめたのが真実である。

その後、久住高原でノカンゾウ(野萱草)(写真・下10)GET
前回よりも時間が早いので、花の鮮度が高い上に配置良く咲いていてくれた。

その他、アソノコギリソウ(阿蘇鋸草)、ウバユリ(姥百合)、オグラセンノウ(小倉仙翁)、カワラナデシコ(河原撫子)、コマツナギ(駒繋)、サワヒヨドリ(沢鵯)、タカトウダイ(高灯台)、ネジバナ(捩花)ミヤコグサ(都草)、ヤブカンゾウ(藪萱草)、ユウスゲ(夕菅)などを見かけた。
(灼熱散策の辛ささえも忘れさせてくれたノカンゾウ 14時2分撮影)
【600*800】



【唯一の茜雲】
夜明色の広がりは限定的だが唯一の茜雲が夜明の醍醐味を見せてくれた。
2018年7月26日5時11分撮影
【1024*660】【800*515】


【居並ぶ九重の名峰】
居並ぶ名峰のシルエットが美しい。夜明は不発気味でも何となく画にしてくれる。
2018年7月26日5時13分撮影
【1024*334】【800*260】


【特筆すべき夜明でなくても2】
茜雲が広がるわけでもなく光芒が広がる夜明でもない。でも前景が画にしてくれる。
2018年7月26日5時17分撮影
【1024*584】【800*456】


【第二の夜明】
茜雲は褪めたがコントラストが魅せてくれた。足元の岩が赤く光るのも目的の一つ。
2018年7月26日5時32分撮影
【1024*534】【800*417】


【夜明後の天空の揺り篭と星生山】
夜明後の天空の揺り篭とその上で寛ぐ星生山。此処は何となくホッとする光景。
2018年7月26日5時47分撮影
【1024*768】【800*600】


【雲揺れる幻想的光景】
陽が差す前の御池の幻想的光景。次々に雲が御池の中を揺れて行く。
2018年7月26日5時50分撮影
【768*1024】【600*800】


【二つの太陽】
まだだ。まだまだ・・・そろそろか・・・来たあ。辛抱して二つの太陽が現れた。
2018年7月26日6時41分撮影
【1024*768】【800*600】


【広く咲き始めたコバギボウシ】
シベがとても長い。ラッパ状の花の中によく虫を招き入れている光景を見かける。
2018年7月26日9時9分撮影
【1024*768】【800*600】


【タデ原湿原の青い星】
タチカモメヅルは不発でもより希少種のアオタチカモメヅルをGET。でも湿原は超暑い。
2018年7月26日11時19分撮影
【1024*768】【800*600】


【灼熱散策もどこかに「忘れ草」】
別名「忘れ草」。美しく品格のある花が今日の灼熱散策の辛さを忘れさせてくれた。
2018年7月26日14時10分撮影
【1024*768】【800*600】

 前回(2018年7月14日)の山行き

デジタルカメラOLYMPUS E-1
画像処理ソフトAdobe Photoshop CS2(高圧縮)

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